海外移住を計画中の方にとって、現地の住居選びは生活の土台となる重要なステップです。
子連れ家族向けと単身者向けに分けて、住まい探しのコツや注意点ついて解説します。
現地住居探しの基本ステップ 不動産エージェント探し
「ベトナム 賃貸」でweb検索をするといくつかの不動産がヒットします。
不動産のWebページには多くの賃貸住宅情報が掲載されており、理想のエリアや部屋数、家賃、設備などで絞り込むことが可能です。
私もそのWebサイトから「この家賃でこのくらいか~」と閲覧していました。
実際には不動産と先行してアポを取り、空いた部屋をwebに乗る前にどんどん紹介さしてもらう形でした。
我が家は、数年前に赴任している夫の同僚が契約した不動産を紹介してもらいました。
駐在員になる方は、不動産と会社とのやりとりが発生するため、その点に慣れている不動産を選ぶとよいです。
海外移住の住居選びで重要視したいポイント
公共交通機関や日用品の買い物の利便性
ベトナムでは、交通機関は「Grab」という配車アプリを使用して移動します。
どこでも来てくれるので、交通機関に関して不便なエリアは少ないように感じます。
また、駐在員向けのマンションにはたいてい小型スーパーやコンビニが入っていますので、日用品の買い物で不便を感じることも少ないでしょう。
ただし、日系・韓国系の大型スーパーにはGrabで行く必要がありますが、片道300円程度で行ける場所がほとんどです
設備や治安
家具付きの物件は必須です。(独特な家具の部屋もあるので、好みに合わせて選びましょう)
駐在員向けマンションにはオートロックがあり、エントランスには常駐のセキュリティがいます。
さらにレセプションもいるため、治安面では安心できるでしょう。
一部のマンションでは、自分が住むフロアしかエレベーターのボタンを押せない仕様になっており、セキュリティが高いです。
私が個人的に重要視しているのは、トイレットペーパーを流せるか
街中にあるデパートですら流せない場合があり、併設されているごみ箱に捨てるスタイルです。
おそらく古めのマンションなんかはそのスタイルのマンションもありそう、と思います。
近隣環境や住民の雰囲気
ベトナム移住前は、
川沿いのマンションは虫が出そう~
大通りに面しているとクラクションがうるさそう~
などと思っていました。
実際、13階に住んでいる方は家にゴキブリが出たと言っていました。(うちは出たことないです。)
下層階ではクラクションの音が気になる物件もありました。
意外にも虫は日本より少ない印象ですが、繊細な方には20階以上の上層階をおすすめします。
川が近くても家や洗濯ものは臭くならないです。
子連れ家族向け住居選びのポイント
子連れ移住の場合のチェック項目を紹介します!
スクールバスが止まるマンションを選ぶ
日本人学校の場合、バス停が限られているため住む場所も限られます。
一方、インターナショナルスクールの場合、どこでも停まってくれる学校が多いです。
ご主人の勤務先との距離
学校だけでなく、勤務先との距離感も重要です。
お子さんのスクールとご主人の会社が離れすぎている場合、通勤に90分かけている家庭もあります。
Door to doorで乗っているだけとはいえ、毎日3時間の移動は大変そうです。
子ども向け施設(公園、病院)
キッズプールや敷地内の公園、病院の併設、テニスコート、バスケットコートなど、お子さんに適した施設があるマンションを選びましょう。
ただし、ただし昼間は暑くてプールくらいしか遊べないこともあります。
早朝や夕方は外が賑わいます。
単身者向け:住居選びのポイント
単身の方は、日本人街に近い場所に住んでいるケースが多いですが、私の住んでいる家族向けのマンションの単身用のお部屋に住んでいる方もよく見かけます。
ベトナムではどこでもGrabが使えるため、エリア自体はあまり重要ではないかもしれません。
トレーニングジムはほとんどのマンションについています。
夫が単身赴任していた際、住んでいたマンションにはハウスキーピングとランドリーのサービスがありました。
掃除と洗濯が不要で、仕事に集中できる環境だったようです。
家事が苦手な単身の方はそのようなマンションを選ぶといいですね。
ベトナムの家賃相場一覧
詳しくは賃貸サイトを確認していただきたいですが、ホーチミン駐在員が多く住む家族向けマンションの相場(1か月)を紹介します。
掃除付きサービスアパートメント
(3ベッドルーム)
約3,300USD
(ホテル内の1室などのため、そもそもの家賃が高めです)
ノーマルマンション
(3ベッドルーム)
約2,100USD
(新しいマンションの場合、もう少し高めです)
日本ではとても住めないマンションですよね。
しかもベトナムの生活費でのこの家賃ってどんなとこ?!って感じですが駐在員はこんなところに住めちゃいます!!
私の周りの家庭では、家賃に光熱費を上乗せした状態(不動産がオーナーに交渉)で会社に家賃を申請しているケースが多いです。
社内規定の家賃上限ぎりぎりまで使い、光熱費を浮かせる裏技です。
それでも会社の上限が余る方はハウスキーピングを入れていたりします。
掃除をしたくないからではなく、余剰があるため入れているケースがほとんどです。
敷金や仲介手数料は会社が負担しているため、詳細はわかりません。
まとめ
海外移住の住居選びは、計画性と情報収集が成功の鍵です。
家族や単身、それぞれのニーズに合わせて最適な住居を見つけ、スムーズな海外生活をスタートさせましょう!
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