【海外転勤】辞令が出たら会社に確認すべきポイント~お金の話etc~

移住前準備

当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています

海外転勤の辞令が下りたとき、期待と不安が交錯します。
特に家族を伴う場合は、事前に確認すべきことがたくさんあります。

オリエンテーションがある会社もあるかもしれませんが、私の夫の会社は
・海外赴任規定を自分で確認する必要がある
・記載のないことは聞かないと教えない
という転勤者にやさしくない人事でした。

事前に聞いたほうが妻としても計画が立てやすかったりもするので、我が家のレポートと周りの駐在妻から得た情報をシェアします。

辞令が出たときのお話はこちら

なによりも「お金」

海外転勤に付随する手当は何があるの?

支度金

我が家は行き帰り合わせて80万円でした。
家具家電、車も処分したので本帰国時にいくら必要なのか考えるとゾッとします。

パスポート取得費用は別途実費で会社負担でした!

海外赴任手当・家族帯同手当

実際に何の手当がいくらかはわかりませんが、家賃は会社が直接支払ってくれているので、その分も浮きます。

手取り収入にしたら1.8倍くらいになりました。
我が家は日本の持ち家を貸して運用しているので、家賃収入をいれると2倍を超えます。

給料が2倍になった、という話はお友達の駐在妻からも聞きますので、だいたい1.5~2倍くらいの手取りになるのが通常の会社のようです。

 

子女教育手当

日系企業に多いのは「日本人学校分の学費は全額負担」。
日本でいう私立の学校になります。約90万円/年くらいです。

日系商社や外資系の企業は高額な費用負担をしている印象で、上限額は会社によってさまざまですが、中には450万円/年ともいわれるインターにお子様を通わせている方もいます。

その他の方法として約90万円の日本人学校分の費用は会社に負担してもらって、はみ出た分を自費で支払いインターに通わせる方法もあります。
ただインターは高額で、安いスクールでも200万円/年は超えてしまいます。

また、子女教育手当として、子どもの習い事に充てるための手当がある会社もあります。
うちはないです。。

私の周りは教育熱心な親御さんが多く、習い事は週4日以上やっている子が多いです。
1つの習い事が10,000円/月くらいになるので、月間にしたら結構かかりますよね。
子どもが複数いると月10万円近くが習い事で消えます。

言語取得手当

日本出国前や現地入り後に、家族全員分の英会話費用を負担してくれる手当です。
大手企業は出してくれるところがあります。

住宅手当

上限はあると思いますが、私が住んでいるマンションは家族向けの部屋ですと$2000~$2500(30万円~37万円)くらいの家賃で、全額会社が負担しています。

日本の社会保険

会社が全額負担で払い続けてくれています。

児童手当

海外転出届を提出すると日本の非居住者となるため、児童手当はもらえなくなります

一時帰国時費用の会社負担

1年に1回、または2年に1回の費用負担という会社が多い印象です。家族全員分です。
2親等までが危篤や亡くなった場合の緊急一時帰国は別途規定されています。

中には帰りたいときにいつでも!なんていうバブリーな会社も。

お給料について

給与ベースはどうなるのか

ベースは変わらない。手当が増える。

給与の支払いはどうなる

我が家の場合は日本円(15%)とベトナムドン(85%)で支払われています。
上記のパーセンテージは自由に設定できました。
初年度はベトナムドン多めにしましたが、生活をしてみて、次年度はもう少し日本円増やしたいです。

会社によってはベトナムドンとアメリカドルでの支給で日本円は無し、という会社もあります。
これはレートによって左右されますね。

 

休みについて:海外での休暇制度をしっかり把握しましょう

現地法人の規定になるのでベトナム仕様になります。

有給休暇付与日数

夫の場合は日本だと年間20日付与されていましたが、ベトナムでは年間12日で1か月毎に1日ずつ付与されます。少ない…涙
しかも日本で貯めた有給休暇の残日数はリセットされます。
こっち来る前にうまいこと消化してましたけどね。

祝日の日数が日本と異なるけど…

現地法人の規定のため、現地カレンダーに則った休日となります。

日本と比較して5日間も祝日が少ないうえに、日本のように各月にあるわけではなくまとまった休暇になるので、週5日勤務が果てしなく続きます
しんどく感じるかもしれません。

公休日は土日祝なのか

夫の場合は土日祝休みですが、子どもたちのお友達のパパさんは土曜日も短時間出勤し週6日勤務している方が多いです。
先述の通り祝日が少ないので土曜出勤の場合、週6日勤務が果てしなく続きます

 

現地生活について

車やバイクを運転していいのか

会社規定では家族全員NGでした。
バイクを運転している方をお見かけすることがあるのですが、こちらで起業していたり現地採用の方なのかな?と思います。

バイクタクシーへの乗車はOKか

こちらも会社規定で家族全員NGです。
気持ち良さそうなので乗ってみたいのですが残念です。

会社によってはOKなところもあるようです。

現地で病院にかかる場合は?

ウェルビーという保険に入っているので、自己負担なしで受診できます。

ほとんどの駐在の方がウェルビーに入っています。
病院の情報は駐在妻ネットワークから入手しています。

日本に一時帰国した際に病院にかかる場合は?

社会保険に入ったままなので保険証があります。
ただし国外転出届を出した方は日本の非居住者のため子どもの医療費助成制度は使用することができないので何割か負担しなければなりません。

さいごに

海外転勤は新しい冒険でありますが、同時に多くの準備が必要です。
特にお金に関する内容がセンシティブではありますがとても重要ですよね。

我が家は事前にしっかり情報を収集し、家族との生活を充実させるための計画を立てられたことでスムーズな赴任が実現できました。

どなたかの参考になれば幸いです。

ここまでお読みいただきありがとうございました!